FX トレード記録

一般人が資産形成のためにFXで奮闘する日記

アジア通貨危機について

最近読んだ小説でアジア通貨危機に関する記述があった.1990年代半ばに生まれた身としては,生きているうちに経験しているとはいえ何が起こったのか今まで全く理解していなかったのでこの機に調べてみた.

私のざっくりとした理解とまとめは以下の流れです.

1.ドルペッグ制とオフショアによる市場への過剰な資本の流入
2.タイの経済成長鈍化とドル高政策による間接的なバーツ高
3.ヘッジファンドによる空売り攻撃
4.変動性の導入とバーツ暴落
5.その他アジア通貨も暴落
6.その後アジアでは不況が続く

なかなか危機的な状況だったんですね.ある面では良い政策に思えたとしても資本主義社会の中では,各々が個人の利益を追求することこそが善なわけで政策に少しでも穴があるとそこが狙われるという結果に.

通貨危機から25年近く経ちドルペッグ制の問題も聞かなくなって久しいが,様々な通貨がペッグを未だに取り続けているのでいつかまた似たようなことが起こるのかもしれないなと感じた.

まだまだ知らない経済政策など無数にあるので何らかのタイミングで調べたりできればと思う